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緊急避妊法について

緊急避妊法

緊急避妊法とは、避妊措置に失敗したまたは避妊措置を講じず性交した後に、妊娠を回避するために緊急的に用いるものです。性的暴行後や男性用コンドームの破損、ピル内服中の服用忘れや下痢などによる吸収障害の際にも併用されることがあります。

現在厚生労働省に認可されている避妊法として、レボノルゲスレル錠があります。これは避妊に失敗した性行為後72時間以内に黄体ホルモンであるこの薬を服用することで、排卵を遅延させ(5日間程度)、受精を防ぐというものです。(内服の前にすでに排卵している場合や、排卵を防ぎきれないものもあります。)
内服により避妊失敗時の妊娠は防いでも、その後排卵は起こるので、再度月経までに無防備な性交渉があれば妊娠する可能性があり、1回の妊娠阻止率は81%(妊娠率に換算すると1~2%)と言われています。
性行為より72時間以内が内服の適応となりますが、内服までの時間が早ければ早いほど効果は高いと言われています。副作用は悪心(3.6%)、下腹痛(1%)程度です。低用量ピルのように計画的に妊娠を予防するものではないので、頻回に使用する場合は低用量ピルをすすめさせていただく可能性があります。

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