内分泌外科Endocrine Surgeryについて
概要
ホルモンに関係する甲状腺、副甲状腺、副腎の疾患を専門にしています。
当院では外科治療(手術)を行っておりませんが、診断や治療に必要な場合には、専門の医療機関をご紹介します。
当科が扱う症状/疾患
甲状腺
<症状>
- 甲状腺腫瘍:「甲状腺が腫れている」、「甲状腺にしこりがある」など
- バセドウ病:甲状腺ホルモンが過剰となって「脈が速い」、「ドキドキする」、「とても汗をかく」、「食欲旺盛で食べるが体重が減ってきた」など
- 橋本病(慢性甲状腺炎):甲状腺が不足すると「疲れる」、「からだが浮腫む」、「寒がり」、「体重が増えた」、「便秘」など
<診断>
- 血液検査:甲状腺ホルモンとそれに関連する諸項目
- 超音波検査:とくに甲状腺のしこりでは悪性(がん)と良性(腺腫や腺腫様甲状腺腫)とを区別します
<治療>
- 甲状腺腫瘍:手術の必要があれば専門施設へご紹介、なければ当院で経過観察
- バセドウ病:当院では薬物療法(抗甲状腺薬)、他の治療法(アイソトープ治療や手術)の場合には専門施設にご紹介
- 橋本病(慢性甲状腺炎):ホルモン不足の程度が強ければ薬物療法(甲状腺ホルモン補充療法)
甲状腺について詳しくはこちらのブログをお読みください。
副甲状腺
<症状>
- 機能亢進症:「血液中のカルシウム濃度が高い」、「骨密度がとても低い」、「骨折を繰り返す」、「腎結石(尿路結石)を繰り返す」、「のどが渇く」、「尿の回数が多い」、「疲れやすい」など
- 機能低下症: 「血液中のカルシウム濃度が低い」、「手足がしびれる」、「手足がこわばる」、「筋肉がつる」など
<診断>
- 血液検査:カルシウム濃度や副甲状腺ホルモンとそれらに関連する諸項目
- 超音波検査:副甲状腺腫瘍の有無を確認
<治療>
- 機能亢進症:手術の必要があれば専門施設へご紹介、なければ当院で経過観察
- 機能低下症:当院で薬物療法(活性型ビタミンD3)
副腎
<症状>
- 機能アルドステロン症:「血圧が高い」、「血液中のカリウム濃度が低い」など
- クッシング症候群: 「血圧が高い」、「肥満(とくに顔、体幹)」、「皮膚が薄い」、「あざができやすい」、「筋力低下」、「無月経」、「血糖値が高い」、「骨密度が低い」など
- 褐色細胞腫:「血圧が高い」、「頭痛」、「動悸」、「発汗」など
- 非機能性腫瘍:症状はありません
<診断>
- 血液検査:副腎ホルモンとそれらに関連する諸項目
- CT検査または超音波検査:副腎腫瘍の有無を確認
<治療>
- ホルモン過剰(アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫)で手術の必要があれば専門施設へご紹介、なければ当院で経過観察
- 非機能性腺腫:当院で経過観察
◎ミラザ新宿つるかめクリニックではセカンドオピニオン外来も行っております
甲状腺の手術を勧められ、医師に何を訊いたらいいか不安な方,まずはこちらのブログを参考にし、主治医とよくお話ください。
主治医と話をし、それでも心配な時は、現在治療中の疾患について資料等をお持ちいただき、当院の担当医から意見をご提供します。不安解消の一助にご利用ください。
セカンドオピニオンに必要な資料等について詳しくはこちらから
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内分泌外科スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 岡本 | 岡本 | 1.2.3.5 岡本 | 岡本 | 2 岡本 | |
午後 | 岡本 | 岡本 | 岡本 | 岡本 | 2 岡本 |
休診情報
- 休診情報はありません。
医師紹介
岡本 高宏(おかもと たかひろ)
卒業大学 | 筑波大学 1982年卒 McMaster大学大学院 1996年修了 |
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主な経歴 | 2009年 東京女子医科大学病院 内分泌外科教授 2015年 東京女子医科大学病院 第2外科(乳腺・内分泌・小児)外科教授 2021~2023年 東京女子医科大学病院 内分泌外科教授 |
専門領域 | 外科一般(日本外科学会外科専門医、指導医) 甲状腺・内分泌疾患(日本内分泌・甲状腺外科専門医) 乳腺疾患(日本乳癌学会乳腺専門医、検診マンモグラフィ読影認定医) |