動悸について

 ブログの読者様、こんにちは! ミラザ新宿つるかめクリニック院長の張です。関東地方は梅雨空が続いていますね。今日はよく見られる症状の一つ、動悸について詳しく書いていきたいと思います。

動悸とは心臓がドキドキして心拍の強さ、早さを不快に感じることです。『ちむどんどん』という言葉がはやるように動悸は人間にとって病気と言うよりも刺激原因に対する一つの体の反応です。動悸は当院の内科外来でも患者様の訴えとして最もよく聞かれる症状の一つです。なお、動悸の原因となる病態は全身に渡り存在し、実は心臓以外の臓器に原因がある事も多いのです。




 動悸の原因を大きく分けますと不整脈を代表とする心疾患と心疾患以外の病気で区別できます。いずれもよく見られる原因であり、日常診療で良く遭遇します。

1.不整脈などの心臓疾患による動悸

 不整脈と一言で言っても実は色々な種類があります。心房期外収縮、心室期外収縮、上室性頻拍、心室性頻拍、徐脈性不整脈、房室ブロックなどなど沢山あります。この中で様子を観ても良い場合もあれば早急に対処しなければならない場合もあります。確実な診断を下すには発作時の心電図が必須です。逆に言えば、発作時の心電図さえ記録されればほぼ診断がつくとも言えます。このため、発作が続く場合はできるだけ早く受診して心電図の記録を取った方が後の診断と治療に非常に役に立つのです。もし発作期間が短く記録が取れなかった場合はホルター型心電図や心エコーなどの検査で詳しく調べることが必要です。近年はスマートホンと連携するスマートウォッチの機能が大分進んで、手軽に簡略式の心電図を残すことが可能です。お持ちの方は是非活用して下さい。

 不整脈以外ですと心臓の弁膜症や狭心症、心不全、先天性心疾患などが動悸の原因としてあげられます。これらの病気の診断をするには心エコー検査や運動負荷試験など循環器内科専門の検査が必要です。

2.心臓以外の臓器から起きる動悸

 甲状腺機能異常、貧血、脱水、低血糖、呼吸器疾患、アルコールやカフェインの摂取、一部の薬の服用、パニック障害、不安神経症、過換気症候群など数え切れないほど多くの病気が動悸を起こし得ます。これらの病気を診断するには医師の熟練した知識と丁寧で漏れの無い病歴聴取や身体所見の診察が必須です。常に忙しいER(救急病院)よりも落ち着いた時間がしっかり取れる内科診療所がこれらの病気の診断に向いています。

 

 このように様々な原因で起こる動悸に対してどのように対処したら良いのでしょうか?

 どの疾患が原因で起こる動悸でもふらつき、胸痛、めまい、意識障害なども感じている場合は救急受診が基本です。躊躇無く救急車を呼んで一刻も早くERなどに受診してください。

 上記のような状態ではなく落ち着いている場合でも、前述の理由で早期の心電図波形の記録が望ましいので、早めに内科外来に受診してください。全身の精査が必要ですので、心電図の他、レントゲン、採血、心エコー、ホルター型心電図・運動負荷試験などの検査ができる医療機関が望ましいです。当院ミラザ新宿クリニックでは心電図、レントゲン、採血、心エコー検査はできますが、ホルター型心電図・運動負荷試験は甲州街道沿いの本院で受けていただきます。

 

 動悸は普段の生活習慣が原因となっている事も非常に多いです。アルコールが良く知られている原因の一つですが、実はコーヒーなどのカフェインが動悸発作を起こすこともよくあります。ストレスや睡眠不足など体のリズムが乱れていませんか? 内科の診察で異常が無ければ、もう一度生活習慣を見直すのも良い方法の一つです。

 

 以上、長くなりましたが、皆様も梅雨空に負けずに毎日自然で健康な生活を過ごしていきましょう!





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