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女性医学・更年期外来とアンチエイジング

 こんにちは、ミラザ新宿つるかめクリニック婦人科の佐野です。私は産婦人科専門医、女性医学会専門医であり女性のヘルスケアやピル・ホルモン治療を専門としています。そしてつい先日に抗加齢医学会の専門医試験に合格し、抗加齢医学専門医(アンチエイジング)の資格を取得しました。そこで今日は女性医学やアンチエイジングについて書きたいと思います。

 

 近年では大規模な研究により婦人科の病気や女性ホルモン分泌と将来の生活習慣病に因果関係があることがわかってきました。そこで思春期・性成熟期・更年期・老年期とそれぞれのライフステージに合わせ女性ホルモンを考慮した適切な治療を行うことで、骨粗鬆症・糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞を予防し、健康寿命を延ばすことが期待されています。女性の現在の症状だけではなく将来的な影響についても考え、健康を目指す予防医学が女性医学です。

 

 女性医学会の前身は更年期学会であり、女性医学会専門医は更年期診療のスペシャリストともいえます。更年期障害の治療であるホルモン補充療法には骨粗鬆症の予防効果があり、脂質代謝や糖代謝、認知機能の改善にもいい影響を与えます。ホルモン補充療法自体はあくまで更年期症状の改善を目的に行われるものですが、アンチエイジングの副効用もあります。そこで更年期診療は予防医学を目的とする女性医学の花形分野であるともいえます。

 私は女性医学会専門医の資格を2年前に取得しました。しかしそれ以前から更年期診療に携わってきて感じたことがありました。更年期には生活習慣病を発症している方も多く、特にホルモン補充療法の導入にあたっては内科的な知識や評価が必要です。ホルモン補充療法は慎重に考えた方がいいのに漫然と継続している患者さんもいれば、逆にホルモン補充療法が可能なのに、健康診断の数値が少し悪いだけで断られてしまうという患者さんもいます。更年期治療を適切に行うためには内科的な知識もしっかり強化しなければならないと感じたのです。そこで2年前の女性医学会専門医の取得をきっかけに、抗加齢医学の勉強も開始しました。抗加齢医学とは老化のメカニズムを解明し様々なアプローチで病的な老化を防ぐための学問で、内科を中心とした多彩な科の知識を身につけることができます。

 抗加齢医学会専門医試験にあたっては医学部時代以来の内科の勉強や生化学の知識もあり、最初はかなり四苦八苦しました。しかし知識が系統付けられて深まることで、自分自身の加齢や病気への意識もかなり変化しました。また自分自身の食生活も大きく変わりました。サラダやナッツ・果物や発酵食品である納豆などをより摂取するようになり、主食も魚がほとんどになりました。

 

 今年の6月には専門医試験を受験し、先日晴れて合格通知が届きました。今後は抗加齢医学会専門医としてアンチエイジングについても外来でフィードバックしていきたいと思います。更年期外来でも、婦人科の一般外来でもお待ちしています。

 

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