漢方科Kampoについて

漢方治療について

漢方治療は、一人ひとりの患者さんの体質や自覚症状を重視し、QOLの向上を目指す「心身一如」すなわち病気を診、さらにはを診る医療であり、心身に優しい治療とも言えます。

診断方法について

漢方診療においては、望診、問診、聞診、切診といった漢方特有の診断を行います。

望診

顔色や体格、皮膚の色、動作などをよく観ることです。この望診のなかに舌診という舌の診察があります。舌の形状や舌質の色、苔の色や厚さにより、体力や寒熱などを判断します。舌診は漢方診療において非常に大切な項目です。

問診

主訴や自覚症状、病歴、家族歴を確認する点では現代医学と同じですが、食欲、排便、睡眠、汗、口の渇き、月経の状態、冷えやのぼせなど、いくつかの必要な項目を確認し、全身状態を把握します。

聞診

声の調子や呼吸音、咳の音、おなかの鳴る音などを観察することです。においなど嗅覚による情報も聞診にあたります。

切診

体に触れて診断することで、現代医学でいう触診を意味します。この切診で特に重要なのは、脈診と腹診です。脈診は脈を診ることです。両手首の動脈に指をあてて、脈の力や速さを確認します。腹診は腹部を診ることです。腹部を触り、充実度や圧痛点を確認します。
これらの漢方的なものさしによって、個々の症状や全身状態を総合的に判断します。証は体質ともいえます。これらの個別的な所見を証といいます。証が決まるとそれに対応する漢方薬が決まります。

医師紹介

岩下 みゆき(いわした みゆき)
卒業大学 1982年 順天堂大学卒
主な経歴 慶應義塾大学小児科研修医
その後順天堂大学皮膚科入局
順天堂江東高齢者医療センター皮膚科
江東病院皮膚科を経て
現在順天堂大学総合診療科漢方外来非常勤
専門領域 漢方一般(漢方専門医)

皮膚科一般(皮膚科専門医

受診される方へのメッセージ

体調が悪いのに病院の検査で異常が無い、診断がついていて治療もしているのに症状が治まらない、その他何となく体調が悪いという方は、漢方治療が効く場合が多くありますのでぜひ漢方診療を受けてみて下さい。頭痛や冷え症、月経不順、胃腸症状、易疲労感、気力がでないなどの全身いろいろな症状に対応致します。
皮膚疾患では一般皮膚科治療、漢方治療の適した方法または併用で治療を行います。